

新生
23分
退屈しきった高校生・夜神月が拾ったのは、名前を書かれた者が死ぬという一冊のノートだった。半信半疑で試した先に待っていたのは、それが本物だという事実と、ノートを落とした死神リュークの姿である。月は世界から犯罪者を消し去り、自らが裁く新世界の神になると心を決める。

対決
23分
心臓麻痺で死んでいく犯罪者たちの背後に何者かの意志を見た世界は、その存在を「キラ」と呼びはじめる。捜査に乗り出した名探偵Lは、テレビ中継を使った罠で、キラが日本の関東にいることを暴いてみせる。挑発された月は、まずLを消すと心に決める。

取引
23分
Lは、キラが警察の情報に触れられる立場にある学生だという線へと絞り込んでいく。監視の網が少しずつ狭まるなか、リュークが月に持ちかけたのは死神の目という取引だった。残りの寿命の半分と引き換えに、人の名前と寿命がひと目で見えるようになるという。

追跡
23分
自分を尾ける者の存在に気づいた月は、バスジャックを装った芝居で相手の身元を探り出す。浮かび上がったのは、FBI捜査官レイ・ペンバーという名前だった。月はペンバーを操って捜査官たちの顔と名前を集めさせ、十二人をまとめて葬り去る。

駆引
23分
十二人のFBI捜査官が同時に死んだという事実は、日本の警察を震え上がらせる。命の危険を前に捜査本部からは人が抜けていき、キラを追う者はわずか五人にまで減ってしまう。それでも残った者たちは、顔も知らないLとともに捜査を続ける道を選ぶ。

綻び
23分
顔を伏せたまま、Lは残った捜査員たちの前についに現れ、自らが描いたキラ像を語ってみせる。一方、レイ・ペンバーの婚約者だった南空ナオミは、婚約者の死に不審を抱いて独自に動きはじめる。彼女がつかみかけた手がかりは、誰よりもキラの正体に近いところまで届いていた。

曇天
23分
捜査に加わろうと動くナオミの前に、月は父の立場を利用して近づいていく。話を聞き出し、必要なものをすべて引き出したあと、彼はためらいもなく彼女の名前をノートに書き込む。同じ頃、Lの手足であるワタリは、捜査員たちに監視機材を配りはじめていた。

目線
23分
自室に仕掛けられた隠しカメラの存在を、月は徹底した観察によって見抜いてしまう。監視されているあいだも、彼は隠し持ったテレビでニュースを追い、変わらず名前を書きつづける。何ひとつ尻尾を出さない映像を前に、Lの疑いだけが静かに濃くなっていく。

接触
23分
大学の入学試験の場で、Lはついに月の前に自ら姿を現す。名乗ったのはヒデキ・リューガという偽名だが、その口から続いたのは自分がLだという囁きだった。互いに相手の正体を察したまま、二人は友人めいた距離を保ち、相手の隙をうかがいはじめる。

疑惑
23分
テニスコートで打ち合いながら、Lは何食わぬ顔で月にキラ事件の話を振っていく。追い詰められた月が申し出たのは、情報を一切断った状態で監禁されるという提案だった。潔白を示すためのその一手は、かえってLの興味をかき立てていく。

突入
23分
「キラ」を名乗る何者かがサクラTVを通じてビデオを流しはじめ、捜査本部は放送を止めようと動く。局の前で捜査員のひとりが不可解な死を遂げたとき、Lは第二のキラの存在を確信する。同じ頃、キラに心を寄せるミサという少女が、自分の死神と言葉を交わしていた。

恋心
23分
Lは押収した音声を月に検分させ、その分析力そのものを試そうとする。捜査本部は第二のキラを誘い出すためのメッセージを放送に乗せる。一方の月は、自分に近づいてくるもう一人の存在をどう使うかを、すでに考えはじめていた。

告白
23分
死神の目を持つミサは、街の雑踏のなかから月の本名を読み取り、彼こそがキラだと突き止める。捜査の最中の彼を追いかけた彼女は、正体を言い当てたうえで、まっすぐに恋心を告げる。目を得るために払った代償を、彼女は少しも惜しんではいなかった。

友達
23分
ミサの想いを利用しようとする月に対し、彼女を守る死神レムは、傷つけるなら殺すと突きつける。手駒として抱え込みながらも、月は彼女の危うさを持て余していく。その頃Lは、放送に残された不自然な符合から、二人のキラが通じ合っていると確信を深めていた。

賭け
23分
Lは月に、自分が死んだときは彼を逮捕させると告げ、賭けのような一手を打つ。まもなくミサは第二のキラとして拘束され、厳しい取り調べにかけられる。ノートの所有権を手放した彼女は、それにまつわる記憶のすべてを失ってしまう。

決断
23分
追い詰められた月は、自分がキラかもしれないと言い出し、自ら監禁を願い出る。誰にも気取られぬまま彼が手放したのはノートの所有権であり、それによって記憶ごと自分を白紙に戻していた。処刑がぴたりと止み、そしてふたたび動きだしたとき、Lの推理は根本から揺さぶられる。

執行
23分
Lは月とミサの反応を測るため、処刑を思わせる芝居を仕掛けてみせる。二人の反応から、彼はついに二人ともキラではないという結論へ傾いていく。拠点を移した捜査本部の視線の先に、ある企業の男たちの影が浮かびはじめる。

仲間
23分
疑いを解ききれないLは、月と自分を手錠でつなぐという提案を持ち出す。反発しながらも受け入れた月とともに、捜査は新たな標的へ向かっていく。浮上したのは、キラの力を使って利益を上げているとみられる大企業、ヨツバグループだった。

松田
23分
ヨツバの内側へ入り込むため、松田はミサのマネージャーを装って社内に潜り込む。危うい綱渡りの末に正体が露見しかけた彼は、Lに連絡を取り、自らの死を偽装する道を選ぶ。命懸けの潜入は、企業の会合そのものへ手を伸ばす糸口となる。

姑息
23分
ヨツバの会合を覗くため、捜査本部は会議室に盗聴と盗撮の仕掛けを施していく。手錠でつながれたままの日々のなかで、Lは月に対する心理的な揺さぶりをやめない。並行して、記憶を失ったままのミサが、企業へ潜り込む駒として動きはじめる。

活躍
23分
企業の内部に食い込んだミサは、第三のキラが誰であるかを言い当ててみせる。だがあまりに容易く導き出されたその答えは、彼女がどうやって知り得たのかという疑問を生む。彼女を見つめるLの目には、消しきれない疑いがふたたび宿りはじめる。

誘導
23分
LはサクラTVに偽の情報を混ぜた特番を仕掛け、第三のキラを動かす罠を張る。免責と引き換えに協力を約束した重役たちが、その誘導の駒として使われる。狙いは、標的が自ら姿を現さざるを得ない状況をつくり出すことだった。

狂騒
23分
罠にかかった第三のキラは、我を失ったままテレビ局へと車を走らせる。その慌てぶりから、Lは相手が顔を見ただけで殺せる目を持っていることを悟る。警察の網は、男が局へたどり着くより先に閉じられる。

復活
23分
第三のキラが捕らえられ、事件は決着したかに見えた。だが隠しておいたノートに触れた瞬間、月はキラとしての記憶のすべてを取り戻す。ふたたび元の顔を取り戻した彼は、ミサを動かし、Lの本名を手に入れる算段を進めていく。

沈黙
23分
ミサを守るためにレムが選んだのは、Lとワタリの名を書くという最後の一手だった。二人が息絶えた瞬間、キラに最も近づいた敵は世界から消える。砂と化したレムのノートまで手にした月は、ひとり勝利の笑みを浮かべる。

再生
23分
Lの後継として二代目を名乗った月は、その座から堂々と粛清を再開する。世界はキラの支配を受け入れはじめ、犯罪は目に見えて減っていく。物語は五年後の二〇一二年へと跳び、警察庁に身を置く月の姿を映し出す。

誘拐
23分
Lの死を知った二人の後継者、ニアとメロがそれぞれ動きはじめる。メロは月の妹・粧裕を誘拐し、身代金としてノートを差し出せと要求してくる。一方のニアは、キラを追うための新たな捜査組織を立ち上げていた。

焦燥
23分
娘を取り戻すため、夜神総一郎はロサンゼルスでノートを引き渡す取引に臨む。粧裕は解放されるが、心を壊されたまま帰ってくることになる。同じ頃メロはニアの組織を襲って多くを殺し、生き残ったニアは月へ共闘を持ちかける。

父親
23分
月の誘導によって、メロの隠れ家の位置がついに割り出される。突入した総一郎は死神の目の取引に応じ、メロの本名を顔から読み取る。だがその名を書き記す前に、彼は撃たれて力尽きてしまう。

正義
23分
メロはニアと相対し、死神の存在や偽のルールについて知る限りを明かしていく。互いに憎み合いながらも、二人の持つ情報は少しずつキラの輪郭を描き出していく。一方の月は、アメリカ大統領を脅してまでニアの組織の居場所を探ろうとする。

移譲
23分
キラを信奉する者たちの手によって、ニアの拠点は襲撃を受ける。追及の目が自分に向かうことを避けるため、月は代理人を立てる決断を下す。選ばれたのは、キラを心から神と信じる男、魅上照だった。

選択
23分
魅上は神の代理として粛清を担い、みずからの手で裁きを下しはじめる。月はさらに、キラの声を世に伝える者として高田清美を選び出す。恋人という立場を与えられた彼女は、放送を通じて信仰を広げていく。

嘲笑
23分
ニアは、新たなキラの実行者が魅上ではないかという疑いに行き着く。魅上から高田へノートの切れ端が渡され、粛清の系統はさらに二重に隠されていく。月をめぐる二人の女のあいだでは、別の緊張が静かに高まっていた。

虎視
23分
相沢は、月と高田が紙のやり取りで密かに連絡を取り合っていることを確かめる。ニアの側では、ジェバンニが魅上のノートに接近し、その中身を一枚ずつ写し取っていく。誰にも気取られぬまま、包囲の輪は静かに縮まっていく。

殺意
23分
メロは高田を拉致するが、彼女が隠し持っていたノートの切れ端によって命を落とす。逃れた高田を待っていたのは、月が仕組んだ最後の始末だった。自分とのつながりを消すため、彼は彼女自身に死を書かせる。

1.28
23分
廃倉庫で、月とニアはついに互いの顔を突き合わせる。月の胸にあるのは、魅上の持つノートを偽物とすり替えたという確信だった。仕組んだ罠がすべて噛み合えば、この場でニアも取り巻きもまとめて消える手筈になっていた。

新世界
23分
罠を裏返していたのはニアの側であり、書かれた名前はひとつとして効かなかった。追い詰められた月はついにキラであることを認め、それでも逃れようとして松田に撃たれる。血を流しながら這う男の名を、リュークは約束どおりノートに書き込む。