靴職人を夢見る高校生の秋月孝雄は、雨の朝だけ学校をさぼり、新宿御苑の日本庭園で靴の絵を描いていた。そこで出会ったのは、平日の朝から缶ビールを傾ける年上の女性・雪野百香里。名前も素性も明かさぬまま雨の日にだけ言葉を交わしていた二人だが、梅雨が明けるころ、それぞれが抱えていたものが姿を現す。