小学校で出会った貴樹と明里は、互いだけを理解者として過ごしたのち、親の転勤で引き離される。中学最後の冬、貴樹は雪の中を何時間もかけて明里に会いにいくが、それが二人の最後の夜になる。桜の花びらが落ちる速さを話した二人は、それぞれの土地で歳を重ね、届かなかった距離を抱えたまま大人になっていく。