オネアミス王国の王立宇宙軍は、一度も人を宇宙へ送ったことのない、誰からも相手にされない部署だった。怠惰な隊員シロツグは、街角で神の教えを説く娘リイクニと出会い、その言葉に動かされて世界初の宇宙飛行士に志願する。隣国との緊張が高まるなか、老技術者たちと築き上げたロケットの打ち上げに、王国の未来と一人の男の生き方が懸けられる。